沖縄知事「安全性、政府保証を」 オスプレイ配備で会談 

沖縄県宜野湾市の佐喜真淳市長(右)に、オスプレイ墜落事故の報告書について説明する森本防衛相=29日午後、宜野湾市役所

 森本敏防衛相は29日、沖縄県を訪問し、米軍新型輸送機オスプレイの普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)配備をめぐり仲井真弘多知事と県庁で会談した。4月にモロッコで起きた墜落事故を政府独自に分析した報告書を説明、理解を求めたのに対し、仲井真氏は「安全性を日本政府が保証してほしい。それをわれわれが納得できれば、不安は解消されると思う」と述べ、実効性のある安全確保策の策定を求めた。

 同時に「今の時点では受け入れは難しい」との認識を重ねて表明した。森本氏は「日米間でどういう合意ができるか。最後まで努力したい」と述べ、県民理解に全力を挙げる考えを示した。


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