選挙法案、午後可決へ 自民は首相問責検討 

野党側が審議を拒否し、空席が目立つ衆院政治倫理・公選法改正特別委=27日午前、国会

 衆院政治倫理・公選法改正特別委員会は27日午前、民主党が提出した衆院選挙制度改革関連法案を質疑するため委員会を開いた。法案に反対する野党は欠席した。民主党は同日午後、採決に踏み切り可決する構えで、野党の反発は必至だ。自民党は野田佳彦首相に対する問責決議案を29日に参院に提出する方向で谷垣禎一総裁ら幹部が協議した。今国会中の衆院解散をめぐる与野党の攻防は激しさを増している。

 民主党幹部は選挙制度改革法案について、27日午前には採決しないと明言した。別の幹部は「採決は27日夕方ごろになる」との見通しを示した。


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