安倍元首相、自民総裁選に含み 解散見通し踏まえ判断 

 自民党の安倍晋三元首相は26日、9月下旬の総裁選対応に関し「2009年衆院選で議席を失った有為な人材が再び活躍できる環境をつくっていくことが私の使命だ」と述べ、出馬に含みを持たせた。香川県丸亀市で記者団の質問に答えた。

 同時に「いまは谷垣禎一総裁の下で一致結束し、衆院解散に追い込むことだけを頭に置くべきだ」として、解散時期の見通しを踏まえて最終判断する考えを示した。

 これに先立つ講演では「本来は今国会だが、最低でも10月には解散すべきだ。野田佳彦首相の良心に期待している」と強調した。


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