谷垣氏、来週の問責提出明言 公明党と共同提出の方向 

谷垣禎一総裁

 自民党の谷垣禎一総裁は25日、9月8日の今国会会期末までに野田佳彦首相を衆院解散に追い込むため、首相問責決議案を来週、参院に提出する考えを表明した。都内で記者団に「問責は来週出すことになる。時期は週明けに議論する」と述べた。27日の幹部会合で最終決定し、29日に公明党と共同提出する方向だ。

 これに先立ち出演したテレビ東京の番組では「野田政権は詰みつつある。消費税増税でマニフェスト(政権公約)に違反した。民主党内が液状化し、日本の課題への対応能力は限界にきている」と強調。「民主党は9月の代表選をやれば、ますます分裂の様相を強めていくのではないか。一刻も早く解散すべきだ」とも述べた。


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