火星、最初の目的地は「岩場」 NASAの探査車 

「キュリオシティー」が撮影した探査の最終目的地となるシャープ山のふもと(NASA提供)

 【ワシントン共同】米航空宇宙局(NASA)は17日、火星のクレーターに着陸した無人探査車「キュリオシティー」が車輪を使って向かう最初の目的地に、着陸地点から約400メートル離れた岩場を選んだと発表した。ロボットアームの先に付いたドリルを使って地質調査を行う。

 2週間ほどかけて機器の調整や短い試験走行を重ねた後で出発。数週間で到着する見通しだが、途中で興味深い岩石や珍しい地質が見つかれば、先を急がずに観測機器を駆使してサンプル調査する。

 2年間の探査計画ではクレーターの中心にあるシャープ山のふもとが最終目的地。


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