反プーチン女性バンドに懲役2年 ロシア、教会でパフォーマンス 

17日、モスクワの裁判所での審理中、ガラスの壁で覆われたおりの中に座る女性バンドのメンバー(ロイター=共同)

 【モスクワ共同】ロシア正教総本山の教会で今年2月、プーチン大統領を批判するパフォーマンスをした女性バンド「プッシー・ライオット(子猫の暴動)」のメンバー3人が逮捕・起訴された事件で、モスクワの地区裁判所は17日、3人にそれぞれ懲役2年(求刑懲役3年)の実刑判決を言い渡した。

 同裁判所は、3人が「神を冒とくする歌で信者の宗教的感情を傷つけ、社会的秩序を乱した」と認定した。

 3人は22~30歳の女性。首相だったプーチン氏が大統領復帰を決めた3月の大統領選を前にモスクワの救世主キリスト大寺院内で、覆面姿で「マリア様、プーチンを追い出して」などと歌った。


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