複数の断層、連動の揺れ評価へ 東海第2原発 

 経済産業省原子力安全・保安院は17日、日本原子力発電に対し、同社の東海第2原発(茨城県)周辺にある複数の断層が連動することを想定し、地震の揺れを再評価するよう指示した。

 連動の想定を求めたのは東海第2原発の海側にある「F1断層」や原発北方の陸側にある「車断層」。再評価後の揺れが、耐震設計で想定する最大の揺れ(基準地震動)を上回れば、原子炉の重要施設がそうした揺れに耐えられるかについても評価を求める。

 福井県の美浜原発や高速増殖炉「もんじゅ」周辺の断層についても、これまでに連動の想定を求めた断層とは別の複数の断層についても連動を評価するように求めた。


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