7月の訪日旅行者84万人 単月で過去2番目の多さ 

 政府観光局は17日、7月に日本を訪れた外国人旅行者数が推計で前年同月比50・5%増の84万5千人だったと発表した。月間で過去最多だった2010年7月との比較では3・8%減で、6月に続き東日本大震災の前年の水準は超えなかったが、過去2番目の多さとなった。

 観光局によると、東京電力福島第1原発事故による放射性物質への不安や円高に伴う割高感の影響が一部に残るが、夏休みの家族旅行の増加や新規航空路線の就航で回復基調にあるという。

 国・地域別では中国が月間で初めて20万人を超え、台湾も過去最多を記録。タイ、インドネシア、ベトナムが7月として最多となった。


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