弘前市、公園で犬の散歩OK? 20年ぶり解禁検討 

実験的にペットとの散歩が認められた公園=7月12日、青森県弘前市

 青森県弘前市は管理するすべての公園で犬などのペットの立ち入りを20年以上禁止している。全国的にも異例の厳しい規制に反発の声が上がり、市は解禁の検討を始めた。飼い主のマナー向上が課題になりそうだ。

 市公園緑地課によると、正式な記録は残っていないが規制を始めたのは1990年ごろ。桜の名所の弘前公園など約320公園のすべてが対象。ふんの放置や放し飼いに苦情が相次ぎ、市は都市公園条例の「管理上支障のある行為」に当たるとして、ペットの入園を禁じた。

 だが、解禁を求める意見が多く寄せられ、今年5月からは実験的に二つの公園でコースを定めてペットとの散歩を認めている。


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