五輪柔道メダリスト被災地に 子どもたちと交流 

ロンドン五輪柔道女子57キロ級の松本薫選手に金メダルをさわらせてもらう女の子=15日午後、宮城県東松島市

 ロンドン五輪の柔道のメダリスト5人が15日、東日本大震災の被災地を訪れて被災者らと交流した。「自慢したい」「かっこいい」。ヒーローやヒロインを前に子どもたちから笑みがこぼれた。

 宮城県東松島市のホールを訪問した女子57キロ級金の松本薫選手(24)は「温かい応援をありがとう」とあいさつした。会場には数百人が詰め掛け、入りきれない状態。子どもたちは男子66キロ級銅の海老沼匡選手(22)と握手をしたり、2人のメダルに触れて感触を確かめたりしていた。

 同県石巻市の小学5年、渡辺花菜さん(10)は柔道を習っている。「かっこよかった」とうれしそうだった。


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