2012年8月13日 21:10 | 無料公開
東京電力福島第1原発事故の収束作業で、作業員が警報付き線量計(APD)を鉛板カバーで覆ったり、APDを装着せずに作業したりしていた問題で、東電は13日、抜き打ちで装着検査をするなどの再発防止策をまとめ、経済産業省原子力安全・保安院に報告した。 また、不正使用されたものと同じ厚さ約3ミリの鉛板カバーで放射線被ばく測定実験をした結果、鉛板カバーをしなかった場合よりも測定値が約29%下がったことも報告した。 抜き打ち検査は、東電や元請け企業が現場で行う。高線量の現場で同じ作業をしたグループ内で測定値に50%以上のばらつきが出た場合は原因を個別に調査する。