日航事故27年で灯籠流し 遺族ら空の安全祈る 

 乗客乗員520人が亡くなった日航ジャンボ機墜落事故から12日で27年を迎えるのを前に、遺族らが11日夕、墜落現場となった群馬県上野村の「御巣鷹の尾根」の麓を流れる神流川で灯籠流しをした。

 遺族でつくる「8・12連絡会」などが主催。空の安全と犠牲者の冥福を祈り、毎年8月11日に続けられている。

 大小約300の灯籠は雨に打たれる中、川面にだいだい色の光を映しながらゆっくりと流れ、岸では遺族らが手を合わせていた。4月に群馬県藤岡市の関越自動車道で起きた高速ツアーバス事故の犠牲者7人の冥福を祈る言葉を書き込んだ灯籠もあった。


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