中学生死亡事故で就労有無を調査 栃木・足利市 

 群馬県桐生市の工事現場で働いていた栃木県足利市立西中学3年石井誠人君(14)が死亡した事故を受け、足利市教育委員会は11日までに、「職場体験」名目での就労について事実関係を調べる文書を市立中学全11校に送付した。近く結果を公表するとしている。

 石井君を雇っていた群馬県太田市の解体会社は「7、8年前から足利市内の中学4校から約20人の生徒を雇っていた」と説明しており、市教委はこの会社を含め、働いていた生徒の有無や期間、金銭の受け渡しの実態などを把握する。

 川田陽一教育次長は「学校側と市教委の認識に違いもあり、まずは調査で実態解明に努める」と説明している。


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