東京株午前終値、8900円回復 政局好転で買われる 

 9日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が続伸、午前終値は8900円台を回復した。国内政局の好転を好感、買い注文が優勢となった。

 午前終値は前日終値比37円78銭高の8918円94銭。全銘柄の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は1・68ポイント高の747・32。

 前日の米ダウ工業株30種平均が上昇したことが買い材料になった。さらに政局が落ち着き、社会保障と税の一体改革関連法案が成立する見通しとなったことも、投資家に安心感を与えた。

 ただ、日銀の金融政策決定会合の動向を見極めたいとの様子見ムードが強く、平均株価は前日の終値を挟んでもみ合った。


  • LINEで送る