沖電気子会社が不正会計 計80億円の損失か 

子会社の不適切会計で記者会見する沖電気工業の川崎秀一社長=8日午後、東京・日本橋兜町の東京証券取引所

 沖電気工業は8日、スペインの海外子会社「オキ・システムズ・イベリカ」が売上債権の過大計上による不適切な会計処理をしていたと発表した。沖電気の連結業績に計80億円程度の損失を与える可能性があるとしている。

 この問題の発覚で、沖電気は四半期報告書を金融商品取引法が定める期限までに提出できなくなり、東証は8日、沖電気株が投資家に上場廃止の恐れがあることを知らせる「監理銘柄」に指定した。

 沖電気によると、不適切な会計処理は今年7月、グループ内からの連絡で発覚。


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