夏のお身拭いですっきり 奈良・東大寺の大仏さん 

大仏さんにたまった1年分のほこりを払う東大寺の「お身拭い」=7日午前、奈良市

 奈良市の東大寺で7日朝、本尊の盧舎那仏(大仏)にたまった1年分のほこりを払う夏の恒例行事「お身拭い」が行われた。

 午前7時すぎ、僧侶と奈良県の内外から集まった信者ら約150人が身を清め、白装束で大仏殿に参集。大仏の魂を抜く法要の後、頭や口をタオルで覆い、はたきで大仏をはたくと、もうもうとほこりが舞った。

 大仏は高さ約15メートルと巨大なため、顔や肩などの上半身は天井からつるしたゴンドラを使って接近。螺髪と呼ばれる髪のある頭部は、命綱をつけた数人の男性陣が、熱心にほこりを払った。


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