2012年8月7日 10:34 | 無料公開
大仏さんにたまった1年分のほこりを払う東大寺の「お身拭い」=7日午前、奈良市
奈良市の東大寺で7日朝、本尊の盧舎那仏(大仏)にたまった1年分のほこりを払う夏の恒例行事「お身拭い」が行われた。
午前7時すぎ、僧侶と奈良県の内外から集まった信者ら約150人が身を清め、白装束で大仏殿に参集。大仏の魂を抜く法要の後、頭や口をタオルで覆い、はたきで大仏をはたくと、もうもうとほこりが舞った。
大仏は高さ約15メートルと巨大なため、顔や肩などの上半身は天井からつるしたゴンドラを使って接近。螺髪と呼ばれる髪のある頭部は、命綱をつけた数人の男性陣が、熱心にほこりを払った。