山形花笠まつりが開幕 紅花の舞い、盛夏彩る 

紅花をあしらった花笠をかざし華麗に舞う「山形花笠まつり」の踊り手=5日夕、山形市

 特産の紅花をあしらった花笠を手に、「ヤッショ、マカショ」の掛け声に合わせて浴衣姿の踊り手が大通りを踊り歩く、夏の風物詩「山形花笠まつり」が5日、山形市で始まった。7日までに約90万人の人出を見込んでいる。

 午後6時でも気温が30度を超える暑さの中、大音響の花笠音頭が流れると、51団体約4900人がそれぞれの衣装を身に着けて続々と登場。色鮮やかなちょうちんやイルミネーションで照らされた約1・2キロの大通りを舞い歩き、盛夏の夜に彩りを添えた。

 50周年の今年は、3日間で過去最多の約1万4千人が参加する。1963年に「花笠音頭パレード」として始まった。


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