BCG生後1歳までに拡大 接種スケジュールを緩和 

 結核を予防するBCGの定期接種について、厚生労働省の厚生科学審議会結核部会は1日、原則的に生後6カ月未満としていた対象年齢を1歳未満に広げる案を了承した。乳児期の過密接種を緩和するための措置。

 開始時期は別の部会での議論などを経て決める見通し。

 乳児は、ポリオ(小児まひ)やインフルエンザ菌b型(ヒブ)、小児用肺炎球菌など多数のワクチン接種を受ける。2005年度に4歳未満から大幅に引き下げたことで、早すぎるBCG接種が副作用の恐れを増加させているとの指摘もあった。


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