危機管理監に陸自前師団長 東京都、外部から初起用 

 東京都は31日、大規模災害や事故の際、指揮命令に当たる危機管理監(局長級)に、8月1日付で陸上自衛隊第10師団(司令部・名古屋市)前師団長の宮崎泰樹氏(57)を起用すると発表した。2003年に新設された危機管理監に外部の人材を起用するのは初めて。

 都人事部は「東日本大震災を受けて防災計画の見直しを進めており、危機管理を高めるため経験豊富な人材を起用した」としている。

 宮崎氏は陸上幕僚監部監察官などを経て、7月26日に第10師団長で退官した。当時の階級は最上位の陸将。陸自によると、陸将を務めた元自衛官が自治体の局長級ポストに就くのは初めて。


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