因果関係「断定できず」 大阪胆管がん問題で会社側 

 元従業員らに胆管がんが相次いだ大阪市の校正印刷会社の顧問弁護士が31日、この問題を独自に調査した結果について記者会見し、会社での作業と胆管がんの発症の因果関係について「断定できない。国の調査結果を待ちたい」と話した。会社側が公式に会見するのは問題発覚後、初めて。

 また、発症者への補償や謝罪については「原因や因果関係が不明。判明次第、検討したい」と述べた。

 同社によると、最初に発症者を把握したのは2003年で、胆管がんが相次いでいると認識したのは「2人目が発症した04年」と説明した。


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