テロ懸念を払拭し論文を公開 鳥インフルが哺乳類感染 

 【ワシントン共同】米政府が一時、生物テロへの悪用の懸念を示した鳥インフルエンザウイルスに関する東京大医科学研究所の河岡義裕教授らの論文を、英科学誌ネイチャーが3日付の電子版で内容を削除せずに全文公開した。

 毒性の強いH5N1型のウイルスが、わずかな遺伝子変異により、哺乳類のフェレットで感染力を持ったことを明らかにする内容。1990年代後半からアジアを中心に鳥の間で流行しているウイルスが、人への脅威となり得ることを示した。

 世界保健機関(WHO)などでの議論を経て、テロ利用の危険は低いと判断された上、逆に研究の重要性が再認識された。


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