2012年4月24日 19:51 | 無料公開

敦賀原発2号機のそばを走る断層を調査する専門家ら=24日午後、福井県敦賀市(代表撮影)
経済産業省原子力安全・保安院は24日、日本原子力発電敦賀原発(福井県)を現地調査し、原子炉の下などを通る断層は新しい時代に動いた可能性があり、原発の立地場所として不適格の恐れがあるとの見方を明らかにした。
国は、原子炉建屋など重要な施設を活断層やそれに伴い動く断層の上に建てることは認めていない。活断層とともに動く危険性が確認されれば、敦賀原発は廃炉になる可能性がある。保安院は、日本原電に速やかな再調査を指示した。
敦賀原発の敷地内には活断層「浦底―柳ケ瀬山断層帯(浦底断層)」が通っている。