欧州へ北極航路利用可能に 温暖化進み氷減少 

  • LINEで送る

 地球温暖化の影響で氷が急激に減っている北極海が、欧州との間を行き来する日本船の航路として利用される可能性が出てきた。スエズ運河を通る南回りの従来ルートに比べ距離は3分の2になり、航行日数の短縮や燃料代の削減が期待できる。インド洋で多発する海賊被害を避けるメリットもあるという。

 文部科学省は今年夏、北極の温暖化進行や海氷の状況などを総合的に調べるため、初の現地調査チームを派遣する。

 国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が2007年に公表した第4次報告書によると、過去100年に世界の平均気温は0・74度上昇。北極の上昇率は2倍の速さだった。