佐渡の放鳥トキに初のひな 野生で36年ぶり誕生 

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ひなが生まれた放鳥トキのつがい=3月17日、新潟県佐渡市(環境省提供)

 環境省は22日、新潟県佐渡市で放鳥され、巣の中で卵を温める「抱卵」をしていた国の特別天然記念物トキのつがい1組にひなが生まれたのを確認した。放鳥トキのひな誕生は初めてで、国内の野生で確認されたのは1976年以来36年ぶり。順調に育てば約40日後に巣立ちする。

 佐渡市での放鳥開始から約3年半。絶滅の危機にひんした生物の野生復帰を目指す世界的にもまれな事業は、ひなの誕生で大きく前進した。

 トキは乱獲などが原因で81年に国内の野生はいなくなった。