「最も燃えにくい」 マグネシウム合金、熊大で開発 

  • LINEで送る

新開発の「KUMADAI不燃マグネシウム合金」を持つ河村能人・熊本大教授=20日午後、東京都中央区

 熊本大の河村能人教授(金属工学)は20日、世界で最も燃えにくい高強度マグネシウム合金の開発に成功したと発表した。最高でも850度である既存のマグネシウム合金の発火温度を大きく上回る1105度を達成。航空機の部品などへの応用が期待される。

 マグネシウムは実用的な金属の中で最も軽く、豊富に存在するという利点がある。だが、比較的低い温度で溶けて発火し始めるため、溶接などの作業に危険が伴うほか、発火を嫌う分野への利用は限られてきた。

 今回開発された「KUMADAI不燃マグネシウム合金」は、マグネシウムに他の元素を少量加えたもの。