佐渡、トビがトキの卵温める 雌の代わりに1時間半 

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新たにふ化予定日を迎えた、抱卵するトキのつがい=20日午前6時40分ごろ、新潟県佐渡市(代表撮影)

 20日午前6時ごろ、新潟県佐渡市で卵を温める「抱卵」をしていた放鳥トキのつがい1組の巣にトビが侵入し、雌を追い出して一時代わりに卵を温める様子が確認された。巣に座り込み、1時間半ほど温めた後、突如飛び去った。

 環境省によると、鳥が別の鳥類の巣を乗っ取るケースはあるが、卵を温めるのは極めて珍しい。午前8時20分ごろにトキが戻り、抱卵を再開するまで約50分間、巣は不在になった。

 同省の長田啓首席自然保護官は「自分の卵がふ化せず、思わずトキのものを温めてしまったのではないか。抱卵の一時中断で、トキの卵に悪い影響が出る可能性がある」と話している。