コククジラが三河湾を回遊 絶滅恐れ、3月に1頭 

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三河湾を回遊するコククジラ=3月30日、愛知県西尾市の佐久島沖(南知多ビーチランド提供)

 絶滅の恐れがあるコククジラが3月、愛知県の三河湾周辺を回遊していたことが17日、水族館「南知多ビーチランド」(同県美浜町)などの調査で分かった。東アジア沿岸海域からオホーツク海にかけて回遊する1頭が湾内に迷い込んだとみられる。

 三重大の吉岡基教授(海生哺乳動物学)が写真で鑑定、フジツボが頭部に付着しているのが特徴のコククジラと確認した。吉岡教授によると、米国西海岸周辺には1万5千~2万頭が生息するが、東アジア沿岸海域からオホーツク海にかけては捕鯨の影響で約150頭しかいない。

 体長は約10メートルで灰色。ゆっくり泳ぎながら、時折潮を吹いていたという。