セシウム分布が見えるカメラ開発 衛星センサーを改良、宇宙機構 

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2月に福島県飯舘村で実験した特殊カメラの画像。放射線の強さに応じて色分けされ、線量が高い所が赤く表示されている(宇宙航空研究開発機構提供)

 宇宙航空研究開発機構は29日、セシウムなどの放射性物質が放出するガンマ線をとらえ、汚染状況を画像で確認できる特殊なカメラを開発したと発表した。通常のデジタルカメラで撮影した建屋内部などの様子と重ねることで、どこに放射性物質が多く分布しているかを一目で判別できるという。

 宇宙で人工衛星に搭載し、放射線を観測する高性能センサーを地上用に改良した。宇宙機構によると、東京電力も同様の装置をすでに使用しているが、開発した特殊カメラは、一度でより広い範囲を測定でき、放射性物質の分布をより精密に把握できるという。

 画像は、放射線の強さに応じて色分けして表示する。