無罪被告、死亡で公訴棄却の決定 上級審の判断なく事件終結 

 鹿児島市で高齢夫婦を強盗目的で殺害したとして強盗殺人罪に問われた一審鹿児島地裁の裁判員裁判で無罪(求刑死刑)となり、控訴審を前に病死した白浜政広さん(73)について、福岡高裁宮崎支部は28日までに、公訴棄却の決定をした。福岡高検宮崎支部によると、決定は27日付。

 検察側は既に「別の犯人を示す証拠がない」として、被害者の遺族に捜査打ち切りを伝えている。市民から選ばれた裁判員らが下した無罪判決に対する上級審の適否の判断がないまま、事件は終結した。

 白浜さんは今月10日、鹿児島市の自宅で病死した。


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