ヤンバルクイナが自然ふ化 沖縄、環境省施設で初 

環境省の飼育・繁殖施設で自然ふ化した、ヤンバルクイナのひなと親鳥(円内)=18日、沖縄県国頭村(環境省那覇自然環境事務所提供)

 環境省やんばる自然保護官事務所(沖縄県国頭村)は27日、沖縄本島北部だけに生息する国の天然記念物ヤンバルクイナのつがいが、飼育・繁殖施設で自然ふ化に成功したと発表した。4羽が生まれ、順調に育っているという。

 同事務所によると、ヤンバルクイナの自然ふ化はNPO法人の施設などで5例あったが、環境省の施設では初めて。福田真自然保護官は「卵を産んでも、少しのストレスで壊すなど自然ふ化は難しかったので、喜んでいる。繁殖技術確立への大きな一歩だ」と述べた。

 ヤンバルクイナは近年、マングースに捕食されるなどの影響から減少。環境省レッドリストでは2006年、最も絶滅の恐れが高い「絶滅危惧☆(ローマ数字1)A類」に分類された。

 環境省は10年度から飼育・繁殖施設で繁殖に乗り出し、18日にふ化後約3日と推測される4羽のひなを監視カメラで確認した。


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