2012年3月21日 18:45 | 無料公開

報道陣に公開された最新鋭の海洋資源調査船「白嶺」=21日午後、東京・晴海埠頭
独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は21日、2月に完成した最新鋭の海洋資源調査船「白嶺」(6283トン)を、東京・晴海埠頭で報道陣に公開した。海底に眠るレアメタル(希少金属)など天然資源の開発を目指し、日本近海で埋蔵量の調査などに当たる。
日本は1970年代から海洋資源調査を進めており、白嶺は3代目の専用調査船となる。先代の「第2白嶺丸」と比べ、総トン数は約3倍に大型化した。
船上に設置したボーリング装置は、2千メートルの海底に到達した後、さらに地下400メートルまで掘り進むことが可能。従来は地下十数メートルが限界だった。