浪江町が町民に放射線手帳配布へ 健康管理、賠償も視野に 

 東京電力福島第1原発事故で全域が警戒区域と計画的避難区域に指定された福島県浪江町は21日、来年度から全町民に内部被ばく線量などを記録するための「放射線健康管理手帳(仮称)」の配布を決めた。同日の町議会で可決した2012年度の予算に事業費が盛り込まれた。

 町が4月に設置を予定しているホールボディーカウンターで測定した内部被ばく線量や、県が進めている健康管理調査の結果などをまとめて記入し、健康管理に役立てる。

 将来的には、国や東電に医療費や賠償を請求する際の基礎資料とすることも考えている。手帳は原発事故があった昨年3月時点の全町民約2万1千人に配布。


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