「熱で格納容器損傷」が原因 3月15日の線量急上昇 

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 東京電力福島第1原発事故で発生5日目の昨年3月15日、原発周辺の放射線量が急上昇したのは、2号機の原子炉格納容器の上部が熱で損傷して放射性物質が漏れ出し、建屋の開口部から外部に出たのが原因とみられると、東電の技術者が19日、福井市で開かれた日本原子力学会で報告した。

 報告によると、この日の2号機の格納容器圧力は午前7時ごろから午前11時ごろにかけ急激に低下。この間の午前10時ごろに2号機付近から大量の蒸気が放出され、第1原発正門の放射線量が急上昇しており、熱に弱い格納容器上部が破損し、放射性物質が出たと判断した。