煮沸できるトランジスタを開発 埋め込み医療機器に期待 

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 薄くて柔らかいフィルム状で、煮沸しても壊れない有機トランジスタを開発したと、東京大の染谷隆夫教授らの研究チームが6日付の英科学誌ネイチャーコミュニケーションズ電子版に発表した。低電圧で動き、高温で消毒可能なため、ペースメーカーなど体内に埋め込む医療機器への応用が期待されるという。

 開発したトランジスタは、約10センチ四方で0・08ミリの薄さ。柔らかいフィルムの上に、半導体の性質を持つ熱に強い有機材料や、アルミの電極で回路をつくり、フィルムで覆った。

 2ボルトの低電圧で作動するため、人体に装着したり体内に埋め込んだりしても安全。