大麦が酸性土壌無毒化 岡山大、仕組み解明 

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 酸性の土壌から溶け出し作物の成長を妨げるアルミニウムイオンを、大麦が無毒化する仕組みを岡山大資源植物科学研究所の馬建鋒教授のチームが解明、6日付の英科学誌ネイチャーコミュニケーションズ電子版に発表した。

 この性質を持つのは、日本など酸性土壌が多い東アジアで栽培される20品種の大麦で、特有の遺伝子を持つことを発見した。世界の栽培大麦と野生大麦約380品種にこの遺伝子はなく、適応のため進化したとみられる。

 大麦はビールやみその原料。馬教授によると、酸性土壌は世界の耕地面積の4割近くあり「酸性に強い大麦などの作物を作れば、生産性が飛躍的に上がる」としている。