杉岡華邨氏が死去 かな書の第一人者 

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死去した杉岡華邨氏(書家)

 かな書の第一人者として知られ、文化勲章を受けた書家の杉岡華邨(すぎおか・かそん、本名正美=まさみ)氏が3日午前1時16分、心不全のため奈良市の県立奈良病院で死去した。98歳。奈良県出身。自宅は奈良市学園南1の11の2。葬儀・告別式は非公開、お別れの会の日程は未定。喪主は妻和子(かずこ)さん。

 奈良師範学校(現奈良教育大)卒。京大で国文学や仏教美学を研究し、平安朝で現れるかな書を追究。かな芸術の空間の極致といわれる「ちらし」に理論的根拠を与え、格調高い独自の書風を確立した。