春告げる伝統の神事「お水送り」 若狭から東大寺へ 

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 春の訪れを告げる12日の奈良・東大寺「お水取り」を前に、若狭地方から同寺に清水を送る伝統の神事「お水送り」が2日夜、福井県小浜市の神宮寺と遠敷川の鵜の瀬で行われた。燃え盛るたいまつの炎を背に住職が川に注いだ清水が、東大寺二月堂に届くとされている。

 神宮寺の境内で大護摩がたかれた後、ほら貝の音が響く中、たいまつを持った白装束の僧侶や参拝客ら約3千人が川沿いの道を歩いた。約2キロ上流の鵜の瀬で、竹筒に入れられた「お香水」が川に注がれた。

 お水送りは、全国の神々が集まる「修二会」に、若狭の遠敷明神が遅刻し、おわびに清水を送ったとの伝説に由来する