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乗り逃げ1時間半連絡せず 7200万円盗難で同乗男性|ちばとぴ ちばの耳より情報満載 千葉日報ウェブ

乗り逃げ1時間半連絡せず  

7200万円盗難で同乗男性

2009年09月04日10時35分

 福岡県大刀洗町で約7200万円を積んだ筑邦銀行の現金輸送車が、同行子会社社員上野高義容疑者(65)=窃盗容疑で指名手配=に乗り逃げされた事件で、同乗していた同僚男性(61)は路上に置き去りにされた後、約1時間半後に同行関係者が男性を見つけるまで異常事態を連絡していなかった。

 結果的に警察への通報が遅れ、上野容疑者の逃走を可能にした格好で、危機管理の甘さが問われそうだ。同行によると、男性は「(現金を)盗まれたかもしれないと考えたが、携帯電話を輸送車に置いていたので連絡が取れなかった」と話している。

 県警の調べや筑邦銀行によると、上野容疑者は5支店から現金などを回収し終えた後の2日午前11時ごろ、同乗していた男性に「車の調子が悪いので、降りて見てくれ」と指示。男性が降りた直後に走り去った。

 男性はその後、久留米市にある筑邦銀行の事務集中センターに歩いて向かった。周囲には民家などもあったが、電話を借りて連絡することはなかった。同行に対し、男性は「混乱していた」と説明しているという。

 輸送車が予定時刻を30分以上過ぎても戻らないため、同行関係者が輸送車の走行ルートを回って捜索。午後0時半ごろ男性を見つけ、約10分後に110番した。

 県警によると、上野容疑者は乗り逃げ現場から約2キロ離れたパチンコ店駐車場に輸送車を止め、タクシーに乗り換えて逃走。午後0時20分ごろ、福岡市のJR博多駅に到着したとみられる。

 筑邦銀行幹部は「輸送ルートを毎回変えるなど犯罪対策は取っていたが、今回のようなケースは想定外だった。なぜもっと早く連絡がなかったのか…」と話した。


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