<センバツ>試合重ね弱点克服 強豪撃破へ「やりよう探す」 習志野高・小林監督に聞く

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甲子園での抱負を語る小林監督
甲子園での抱負を語る小林監督
関東大会で4強進出を決め拳を突き上げ喜ぶ選手たち=2018年10月23日、山日YBS球場
関東大会で4強進出を決め拳を突き上げ喜ぶ選手たち=2018年10月23日、山日YBS球場

 激戦をくぐり抜け10年ぶり4回目のセンバツ出場を果たした市立習志野高校。強豪ひしめく甲子園で勝ち上がるため、選手たちは日々厳しい練習を繰り返してきた。チームを率いる小林徹監督に今シーズンの選手達の特長や甲子園にかける意気込みを聞いた。

 ―今季のチームの特長をお聞かせ下さい。

 選手たちはとても前向きで一生懸命練習に取り組んでくれています。秋のスタート時点では、このチームの最大の弱点は経験値の低さでした。克服するには試合数を増やすしかありません。県大会の試合後は「きょう勝てたことで、(次の試合につながり)弱点がまた一つ解消されたという風に考えて」と選手たちに話していましたよ。

 ―秋の県大会では中央学院に惜敗しました。

 秋の段階では、選手の能力、経験値が違うと感じました。点差通りの差があったと思います。まずはそこに追いつかないといけない。関東大会で経験を積み、僕はそれを「栄養素」と言いましたが、良質な栄養を摂取したのだから、ちゃんと蓄えようねと。

 ―関東大会1回戦は延長14回の熱戦でした。

 栄養過多ですね。摂取カロリーとしてはこれ以上ないものを得て、しかも負けなかったのですから、とても大きな経験です。「意外とこの子たちは粘れる」と感じました。

 あの試合は自分の限界を超えて頑張れたという経験でした。練習ではそこまで追い込めません。通常、子どもたちに「もっと頑張れるはずだ」と言っても抽象的に聞こえますが、実際に頑張れた経験をしているのは大きいですね。

 関東大会では「継投策がはまった」と言って下さる方もいました。でも、実際は他のチームのような一人前の大黒柱がいなかっただけです。相手の半分の力しかないなら、2人で力を合わせるしかない。

 それを1人前にするのが、この冬の唯一無二の課題でした。技術的なことではなく、1試合投げきるためのスタミナ、打者は全国レベルの投手に対応できるスイング。基礎的な練習ばかりしました。

 ―選手たちの力を合わせ強い相手に勝ってきたのは監督の力では。

 子どもたちはどんな相手でも勝ちたいと思うわけで、それをサポートし、無い知恵を絞って、戦術をアドバイスするのが僕らの役割です。あの子たちは自分の得意なことを試合で出そうという姿勢がある。それを僕たち大人が邪魔をして引き算にしないよう、相手との相性に注意し、間違えないようにしたいですね。

 ―甲子園での抱負は。

 「やりようを探そう」ということですね。「強い相手にはかなわない」と最初からお手上げではなく、何か方法を考えよう。他人のせいにはしない。そして試合の最後に1点だけ多く点を取れればいい。そう思っていますよ。