

第100回全国高校野球選手権記念東千葉・西千葉大会第12日は23日、千葉市美浜区のZOZOマリンスタジアムで東千葉の準決勝2試合を行い、木更津総合と成田が決勝進出を決めた。決勝は25日、同球場で午前10時から行われ、木更津総合は3年連続7度目、成田は8年ぶり8度目の甲子園出場を目指す。
木更津総合は東海大市原望洋に9-2で快勝。野尻がサイクル安打を記録し、投げても6回を2安打無失点に抑える活躍を見せた。二回に右翼へ先制本塁打し、三回には右中間へ三塁打。単打を挟み、九回に適時二塁打を放った。打線は16安打で東海大市原望洋の投手陣を攻略した。
成田はBシード志学館に4-2で競り勝った。二、三回に山下、田宮の二塁打を足掛かりに1点ずつ奪って先行。六回にも連続長打で追加点。六、七回に志学館の反撃で1点差に迫られたが、八回に貴重な1点を挙げて逃げ切った。秋葉は3本の長打で勝利に貢献。荒張、仲沢の投手リレーも決まった。
第13日は24日、同球場で西千葉の準決勝、習志野-中央学院、東京学館浦安-市船橋の2試合が行われる。
▽準決勝(ZOZOマリン)
木更津総合
041000013―9
000000200―2
東海大市原望洋
(木)野尻、根本、篠木―山中
(東)須崎、八木原、菅野、早川―竹内、浅倉
▽本塁打 野尻(木)
▽三塁打 東、野尻(以上木)
▽二塁打 野尻(木)瀬川、伊達(以上東)
【評】木更津総合が快勝した。二回に野尻のソロ、東の適時三塁打などで4点を先制。終盤に4点を加えて突き放した。野尻は先発投手として6回2安打無失点、打撃ではサイクル安打を達成した。東海大市原望洋は七回に伊達と飯田の適時打で2点を返したが、及ばず。
成田
011001010―4
000001100―2
志学館
(成)荒張、仲沢―田宮
(志)大川、小林、加藤―山本
▽三塁打 吉田、秋葉(以上成)北村2(志)
▽二塁打 山下、田宮、秋葉2、稲垣(以上成)
【評】成田が接戦を制した。二回に秋葉のスクイズで先制し、三回に山下の適時打で追加点。1点差に迫られた直後の八回には小池の適時打で突き放した。投手陣は9奪三振で要所を締めた。志学館は七回に北村の三塁打で得た好機から1点を奪ったが、直後の失点が痛かった。