記念の夏、全力誓う 第100回全国高校野球 千葉大会

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翔凜・泉谷主将
翔凜・泉谷主将
昭和学院・井上主将
昭和学院・井上主将

 「記念すべき100回大会」「全力でプレーします」。東大会と西大会、それぞれを代表し、2選手が相次いで宣誓。部員と共に練りに練ったフレーズを、力強く快晴の空に響かせた。

◆“凜”としてプレー 東千葉選手宣誓 翔凜・泉谷主将

 「さまざまな方への感謝の気持ちを一投一打に込め、勇気と感動を与える“凜”とした姿でプレーすることを誓います」

 東千葉の選手宣誓を務めた翔凜の泉谷優翔主将(18)が一番に伝えたのは、周囲の人々への感謝。「家族や指導者、仲間へ思いを伝えるとしたら『感謝』の言葉しかなかった」。校名の一部「凜」を引っ張り、夏空に響かせた。

 文章が完成した2週間前から部員の前で練習し万全を期したはずだったが、直前には「緊張で足が震えた」。仲間全員で手のひらに記した「感謝」の文字が落ち着かせてくれた。

 女手一つで育ててくれた母への感謝も言葉に乗せた。毎朝6時に弁当を作り、野球に専念させてもらった。「思いは伝えた」。よどみなく誓いを宣言し、笑顔で汗を拭った。

◆「特別な年」に誇り 西千葉選手宣誓 昭和学院・井上主将

 昭和学院の井上凱仁主将(17)は西千葉代表の選手宣誓で、部員56人の思いを伝えた。

 「第100回記念大会という特別な年に大好きな野球ができることを、うれしく誇りに思います」

 部員全員が出し合った言葉を、主将が文章にまとめ上げ、練習後の特訓では仲間からの厳しいチェックを受けた。臨んだ本番は「緊張すると思ったが、意外と落ち着いていた」。特別な年にプレーできる喜びを伝えたいと考え、「第100回」のフレーズに力を込めた。

 翔凜の泉谷主将とは抽選会後に無料通信アプリLINE(ライン)のIDを交換。宣誓の表現が重複しないよう入念に意見交換してきた。2人で担った大役を果たし「100回目に宣誓できたことは誇らしい」と互いをたたえた。