レスリングの関東高校大会は２、３日、佐倉市民体育館で行われ、男子で日体大柏勢が計６種目で頂点に立った。個人の順位で競う学校対抗でも２位の埼玉栄に２９点差をつける５２点で優勝した。

　日体大柏はフリースタイル５１キロ級を１年生の田南部魁星が制し、同５５キロ級の竹下雄登、同７１キロ級の山田脩、同８０キロ級の奥井真吉、同１２５キロ級の宮本海渡が優勝。グレコローマンスタイルは８０キロ級の高田煕が制した。

◆１年生が圧勝劇　フリー５１キロ級・田南部

　「勝てるとは思っていた」。１年生ながら男子フリースタイル５１キロ級を制した日体大柏の田南部魁星は、自信に満ちた表情で汗を拭った。全４試合で相手に１ポイントも取らせない圧勝劇を披露し、「１年生で優勝できたのは大きい」と笑顔を見せた。

　１学年上の相手と戦った決勝では低い姿勢から投げ技を決めて、試合の主導権を握った。守っては相手の仕掛ける　・・・

【残り 3489文字、写真 1 枚】