まさかの結末観客落胆 4万人大観衆「次こそ頑張れ」 エアレース・室屋選手失格

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海上に設置された障害物の間をすり抜ける室屋選手の機体=27日、千葉市美浜区
海上に設置された障害物の間をすり抜ける室屋選手の機体=27日、千葉市美浜区
レース後の記者会見で失格になった要因を語る室屋選手
レース後の記者会見で失格になった要因を語る室屋選手

 まさかの結末に観客落胆-。千葉市美浜区の幕張海浜公園沖で27日開かれた「レッドブル・エアレース」の千葉大会決勝で、室屋義秀選手(45)は最初のレースでルール上失格になり、早々に3連覇の夢がついえた。大歓声で室屋選手を応援していた約4万人の大観衆は予想外の展開に「残念」とため息。悲鳴を上げるファンも。それでも全力で挑んだ室屋選手の勇姿に「次の大会は頑張れ」とエールを送った。

 大会には世界トップクラスの操縦技術を持つレースパイロット14人が参戦。地元の家族連れやファンら計約4万人が観戦に訪れ、速さと技を競い合う迫力のレースを見守った。

 室屋選手は1回目のレースで、豪のマット・ホール選手と対戦。大歓声に後押しされて序盤は好タイムをマークしたが、ターンした際に体にかかる重力負荷が規定の数値を超えて失格扱いに。優勝は室屋選手が戦ったホール選手だった。

 室屋選手はレース後の会見で悔しさをにじませながらも「空から多くの観客が見え、エアレースがスポーツとして認知されてきたと感じた。千葉のレースは会場の盛り上がりも世界一」と声援に感謝した。

 室屋選手の大ファンで山口県宇部市のパート、桒原洋子さん(39)は「大ショック」とがっくり肩を落としたが「エンジン音や迫力のスピードを間近で感じられた。次の大会でも頑張ってほしい」とエール。毎年来場している愛知県大府市の会社員、清水直継さん(33)は「室屋選手が勝負をしにいった上での結果だと感じた。レースを生で観戦する機会は貴重。また千葉で開催してほしい」と要望した。

◆千葉市長「来年も開催を」

 市内での開催は今回が4回目。26日の予選も含め延べ約7万人が訪れ、大きな声援でレースを盛り上げた。決勝前に行われた記者会見で、熊谷俊人市長は「小型無人機ドローンなどで新たな挑戦に取り組む“空の都市”千葉市で、エアレースを文化として定着させたい」と来年以降の開催に期待した。