燃える宇田「役割に徹す」 【中央学院 甲子園だより】

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打撃練習を行う中央学院の宇田=京都市西京区
打撃練習を行う中央学院の宇田=京都市西京区

 気温6度と冷え込む山あいの練習場で、一振り一振りに熱が入る。「明治神宮大会ではあのスライダーが打てなかった。リベンジしてやりたい」。相手右腕との再戦へ闘志を燃やすのが、中央学院の1番打者、宇田周平だ。

 昨秋は全14試合に出場してきたが、敗れた明徳義塾戦では無安打に終わった。市川悠太は横手投げの右腕。「軌道の見やすい左打者の自分が打たなければいけなかった」と責任を背負う。

 140キロ台の速球に加え、内角へ切れ込むスライダーが頭に残る。「2度同じ失敗はしない」。変化球を強く振り抜く動作を繰り返し、イメージを体にたたき込んだ。

 前回明徳義塾に得点できたのは八回のみ。相馬幸樹監督は「序盤の先制点」を焦点としており、エース攻略の鍵は“切り込み隊長”の出塁が握る。

 背番号8は奇襲のセーフティーバントも選択肢にいれつつ「対策してきたスライダーを思いっきり狙う。出塁の役割に徹し勢いをつけたい」。次こそ、自分がチームをけん引する。