野球歴1年 仲間と共に わせがく・竜沢 全国高校野球選手権千葉大会 第6日

  • LINEで送る

 わせがくの竜沢浩生は1年前の夏に野球を始めた。元はサッカー少年だ。

 コーチと衝突し特待生で入学した高校を1年の夏に退学してしまったが、諦めきれず社会人のクラブチームに入った。だが、何か物足りなかった。「青春したい」。一つの目標に向かって、みんなで夢を追い掛けたい-。そこで目にしたのが野球部だった。

 ゼロからのスタート。加えて、通信制の高校。全体練習は週に1度で普段はキャッチボールやノック程度。それでも、石田尚孝監督は「根っからの負けず嫌い。吸収力が早かった」。ぐんぐん力をつけ、秋には二塁手から守備の要の捕手を任されるように。打順も下位から上がっていった。

 「2番・二塁」で出場。一回に一塁ヘッドスライディングで遊内野安打を奪い取ると、三回から守った捕手では0-19の五回に再登板したエース市村翔吾の力を引き出し無失点。完敗の中、少し意地を見せた。

 「悔しいが、みんなとやれて良かった」。笑みを浮かべて、駆け抜けた“青春”をかみしめた。