2年越しの思い実らず 習志野・内沢 第97回全国高校野球千葉大会 決勝

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 「甲子園で優勝してくれ」。試合後、習志野の主将内沢優介は、少年野球の元チームメート、専大松戸の河村佳祐に駆け寄り言葉を掛けた。こみ上げる悔し涙をぐっとこらえていた。

 「負けは負け。これが実力」。淡々と試合内容を振り返った内沢。チーム安打数は専大松戸を上回る12本だったが、勝負どころでミスが出るなどし、プレーに精彩を欠いた。「取れるところで点が取れず、余計なところでミスも出てしまった。本当に悔しい」。あと一勝、勝ちたかった。

 2年前の決勝。当時1年生で唯一ベンチ入りし試合に敗れた。主将として迎えた最後の夏。「自分たちの代で必ず甲子園に行く」。この一年間は仲間への声掛けやチームの雰囲気づくりなど試合以外でも奔走した。「何が何でも優勝したかった」。2年越しの思いはわずかに届かなかった。