きょう4強激突 第96回全国高校野球選手権千葉大会

  • LINEで送る

 第96回全国高校野球選手権千葉大会第12日はきょう25日、QVCマリンフィールドで準決勝2試合を行う。午前10時から東海大浦安-東海大望洋、午後0時半から専大松戸-柏日体の一戦がある。

 4強に進んだのは、全てシード校の私学。県内の東海大系列校が2校とも4強入りしたのは初めてで、高い守備力を誇る両チームの戦いはロースコアの好ゲームが予想される。

 第2試合は、2年前の準決勝の再戦。当時は柏日体が4-3で勝利しており、専大松戸は雪辱に燃える。春王者の専大松戸が貫禄を見せるのか、一昨年の準優勝校がプライドを見せるのか-。

◆打ち勝つ野球で雪辱を 専大松戸
 春王者の専大松戸は、順当に勝ち進んで3年連続の4強入り。「打ち勝つ野球」を掲げるチームは木更津総合の3連覇をコールドで阻んで波に乗っている。

 5本塁打は4強トップ。岡本、渡辺が2本ずつアーチを描き、高田、阿部が打率4割超えと好調だ。エース原が5割をマークし、攻撃面でも貢献。柏日体投手陣を、いかに攻略するか。

 5投手が投げ、総失点は9点。4チームの中では少なくないが、原、金子の両右腕の投球回数を抑えられた点はプラス面だ。エースの投球回が20イニングを下回っているのはこのチームだけで、体力勝負の連戦の明暗にも関わってくるだろう。

 柏日体とは、2年前の準決勝でも対戦し1点差で敗れている。初の決勝進出に向け、避けて通れない相手ということだ。

◆ずぬけた犠打、盗塁数 柏日体
 Cシード・柏日体は4強トップのチーム打率3割5分5厘を誇る。25犠打、21盗塁もずぬけた試合巧者で、5試合で34得点は最高だ。

 中でも活躍が光るのは7番打者の佐藤龍。2回戦で見せた本盗を含む7盗塁を決め、打率5割8分8厘、7打点はいずれもチームトップ。5打点を挙げている菊地、16打数8安打と当たっている渡辺を加えた3人が、打のキーマンとなりそうだ。

 総失点は9点と東海大系列2校に比べて多いが、エース白銀は拓大紅陵を5安打完封するなど、24回2/3を投げていまだ無失点と安定感抜群。守備もわずか2失策と堅く、大崩れは考えにくい。

 春の覇者を打ち破り、一昨年に涙をのんだ決勝の舞台に進むためには、不調の主砲・エドポロの奮起も待たれる。

◆3番菅谷驚異の7割 東海大浦安
 Aシード・東海大浦安は7年ぶりの4強。全国で準優勝した2000年以来の甲子園出場を目指す。

 チームの特長は投手を中心とした守備力。5試合を戦い先発メンバー7人が無失策で、5回戦、準々決勝は優勝候補を相手に最少失点で守り勝った。

 エース平川は低めに球を集める制球力を持ち、ピンチでも冷静。2戦連続の1失点完投でチームをここまで押し上げた。

 打線を引っ張るのは、7割2分2厘の驚異的打率を残している菅谷。3番打者は18打数無三振で13安打2本塁打をマークしており、森下監督を「神懸かっていますね」と驚かせている。

 準決勝の相手は同じ東海大系列で3戦連続無失点の東海大望洋。守備力が高いチーム同士の好ゲームが予想される。

◆二枚看板 34回無失点中 東海大望洋
 昨夏は全メンバーが3年生だったため、東海大望洋ナインは全員が初めての夏舞台。にもかかわらず、快進撃を続けた県立校国分を退け、2年連続でベスト4入りを果たした。

 特筆すべきは5戦でわずか4失点の守備力。4強最少失点を誇り、ここ34イニングは無失点を継続中だ。3失策の堅守が宇津木、原田の両主戦級右腕を支える。

 打線は主軸の石井、5番峯尾が中心的存在。中でも1年生捕手の峯尾はチームトップの打率4割5分をマークし、存在感を示している。下位の久保山が6打点を稼ぐなど、打線の切れ目のなさも持ち味の一つだ。

 準決勝でぶつかる東海大浦安には、大会直前の練習試合で2戦2勝しているが油断は禁物。気持ちを引き締め、4年ぶりの決勝に駒を進めたい。