<新型コロナ>飲食店に"お墨付き"導入へ 熊谷知事、初の本部会議で表明 保健所設置市とも連携

知事に就任して初の対策本部会議後、記者団の質問に答える熊谷知事=6日午前10時35分ごろ、県庁
知事に就任して初の対策本部会議後、記者団の質問に答える熊谷知事=6日午前10時35分ごろ、県庁

 千葉県は6日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開いた。熊谷俊人知事就任後初の会議。本部長を務める熊谷氏は、感染防止対策を徹底する飲食店への認証制度を創設する意向を表明。認証を受けた店舗を時短営業要請の対象外としたり、要請を緩和する仕組みを検討する。今後は保健所を設置する千葉、船橋、柏の3市長の出席を求めるなどコロナ対策で市町村との連携を深める考えも示した。

 会議冒頭、熊谷知事は「感染防止対策、医療体制整備、事業者支援などに全庁を挙げ最優先で取り組む」とあいさつ。医療提供体制強化、認証制度の創設など8項目の指針を示した。

 認証制度は、感染対策を十分に取っている飲食店に県が“お墨付き”を与え、客に安心して利用してもらうのが狙い。時短要請が長引く中、「今後も(協力金の支給を)続けるのは(財源上)難しい。メリハリのある対策を促したい」と説明。要請の対象外としたり、緩和を検討する。

 山梨県が昨年創設した同様の制度を参考にしたという。千葉市などモデルとなる市を指定した上で段階的に実施。席と席の間隔や換気などの項目を設け、職員が店舗の取り組み状況を現地で確認した上で認証する。具体的な制度設計はこれからとし、開始時期は「できるだけ早期に」と述べるにとどめた。

 コロナ対応の強化に向け市町村との連携も深める。今後、対策本部会議には保健所を設置する3市の市長、市長会・町村会の両会長の出席を要請。熊谷氏は「県と関係市一体で対策や制度研究を進める」と述べ、認証制度などの実施へ情報共有を迅速化する必要性を強調した。

 このほか、ICU(集中治療室)を含む重症者用の病床確保の増強や、繁華街での定期的なPCR検査なども検討。熊谷氏は「感染防止対策を実効性ある形で進めることで(結果的に)経済活動の維持につながる」と力を込めた。

 熊谷氏は3月の知事選で、保健所を設置する3市との「合同対策本部」の設置などを訴えていた。


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