発熱相談、応答率わずか15% 千葉県コールセンター 1月、感染急増で「対応しきれず」

千葉県庁
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 新型コロナウイルスの感染が急増した1月中旬に、千葉県が開設した発熱相談コールセンターの応答率が15%まで低下する日があったことが10日、分かった。10回電話を掛けて1~2回しかつながらない計算で、感染者の急増により相談が集中したのが原因という。県健康福祉政策課は「感染の急拡大に対応しきれなかった」と釈明した。

 同日の県議会で、網中肇議員(立憲民主・千葉民主の会)の一般質問に県が答えた。

 同センターは、新型コロナに関する相談に応じ、発熱時に受診できる病院などを紹介している。同課によると、1月16日(土曜日)午前8時~午後8時に1800件の着信が同センターにあり、応答できたのはこのうち276件。応答率は15・3%にとどまった。このほか同24日(日曜日)は17・3%、同17日(日曜日)は19・3%で、土・日曜日に応答率が下がる傾向があった。病院が休診で、保健所も留守番電話になるため、電話が殺到したとみられる。

 県内の1日の感染者判明数は、1月15日が最多504人、16日も503人と急増していた。同課は「市中感染が広がっていた時期で、発熱などの症状が出ると感染を心配する人が多かったのでは」と相談増加の理由を指摘した。

 同センターは12月5日から、日中はオペレーター10人、夜間は3人の体制で対応。県は感染が拡大し始めた12月下旬、増員を委託業者に発注したが、人員募集や研修で時間がかかり、1月25日から日中14人、夜間4人としていた。

 直近の土日の応答率は、6日(土曜日)が着信427件に対し応答368件で86・2%、7日(日曜日)は77・0%に改善しており、同課は「感染が減ってきた今の状況では対応できる。今後は感染の様子をみて運用していきたい」とした。


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