森会長発言、批判広がる 女性県議6人抗議 蔑視「変える契機に」 白ジャケットで議場に

白のジャケットを着て議場に入る女性県議たち=10日、県議会棟
白のジャケットを着て議場に入る女性県議たち=10日、県議会棟

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の女性蔑視発言を受け、女性県議6人が10日、女性の社会進出を訴える白のジャケットを身に着けて開会中の県議会に臨んだ。一般質問で男女共同参画について県の姿勢を問う一幕も。行動を起こした議員は「発言は絶対に許されない」「(女性蔑視を)変えるきっかけにしたい」と語気を強めた。森会長の発言は県政の舞台でも波紋を広げている。

 白は米国で女性参政運動の象徴とされており、国会でも女性議員による同様の行動が起きている。県議会ではこの日午前、白いジャケットを着た平田悦子議員や入江晶子議員ら立憲民主・千葉民主の会の女性5人がそろって議場に入った。

 千葉日報社の取材に女性議員たちは「森会長の発言により、大会ボランティアの辞退も出ている。とても残念」「女性だけに限らず、マイノリティーの方々を巡る問題を議論するきっかけにしたい」と強調した。県議会に女性議員が少ない点を問題視する声も聞かれた。前日夕方に行動を起こそうと決めたという。

 一般質問に登壇した同会派の網中肇議員は冒頭、女性議員の行動を紹介。森会長の発言には触れなかったが、「女性の政治参画を積極的に進め、すべての人が自分らしく生きることができる社会づくりを目指す」などと演壇でアピールした。

 同日午後には、共産党の三輪由美議員が白ジャケットで一般質問に立ち、男女共同参画に関して県の姿勢を問うた。女性議員は取材に「森会長の発言は絶対に許されない。国内外から巻き起こる声に連帯の意思を示すため、登壇に合わせて着用した」と述べた。

◆「明るい会」が声明 森会長の辞任要求

 政治団体「憲法がいきる明るい千葉県をつくる会」(三輪定宣代表委員)は10日、森喜朗会長の女性蔑視発言を受け、会長辞任を求める声明を発表した。声明では「女性が自分の意見を持ち、発言することを侮辱し、差別する発言は絶対に許されない」と断じ、「オリンピック精神に反する」などとして会長の辞任を求めた。


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